背景写真サイトを運営しておりますが、私個人としては実在の特定の場所を舞台にしていたり間に合わせで無い場合は、キャラよりも背景の方がゲームの世界観を表すのに重要であると考えております。(たとえば、映画「ブレードランナー」の背景がシド・ミードの美術ではなく大阪の風景だったら「ブラックレイン」になるように、「ロードオブザリング」の背景がWETAによる美術でなく実在の名所・史跡で撮影していたら中つ国の風景ではなくなってしまうように)ですから、当サイトの素材はそのまま使うのではなく、参考にして新しい背景を描いたり、さらに加工して自分の絵柄に合わせることをお勧めします。
 当サイトでは、背景写真の加工を「輪郭をはっきり」とさせ「色をのっぺり」とした調子に変えています。これは、ゲームに使われることを考えて加工しているため、前面にあるキャラの邪魔をしないよう、キャラよりも印象を薄くするためです。また、輪郭を加えて手書きに近くすることでキャラとの違和感を少なくする効果があります。ただし、リアル系のキャラや完全にアニメ風のキャラですと違和感が起きる場合がありますので別の加工方法が必要になります。
 アニメ風のキャラの場合は、輪郭線を無くして色数を減らし、なおかつ色を鮮やかにすると合うようです。リアル系のキャラの場合は、写真をトレースして塗りなおしたほうがしっくりとくるようです。写真加工研究のページでは、有料ソフトとフリーソフトの両方を使いさまざまな加工方法を実験しておりますので、加工結果をDLして自分の使いたい立ち絵と合成して加工方法を研究してみるとよいと思います。